“ふかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
深間87.5%
布鎌6.3%
間夫6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欽之丞は、そんな伝法でんぽうな口をききます。腕はよく出来ますが、旗本の冷飯食いで、およつの園花とは、二年前からの深間ふかまだったのです。
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
布鎌ふかまといって、初めはむろん砂っ原だったのだろうが、地味が豊かなので、誰かが行って畑作開墾をやり、そして松を植えたらしい。そこへ屋敷が出来、部落ができた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
永「忘れやアしまい、お前が斯様かようじゃア、榊原藩の中根善之進は間夫ふかまじゃアからと云うて、金をわしの膝へ叩き付けてな忘れやアしまい」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)