“びるしゃなぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毘廬舎那仏33.3%
毘盧舎那仏33.3%
毘盧遮那仏33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東大寺——わけても今日「奈良の大仏」として親しまれている毘廬舎那仏びるしゃなぶつ鋳造や、法華ほっけ滅罪寺の建立は御二方の名を不朽ならしめた。御二方なくしては天平仏教の開花はありえなかったであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
今は原作を見るよしもないが、天平盛期にあたっていしくも聖武天皇は国家の総力をあげて東大寺に五丈余尺の金銅毘盧舎那仏びるしゃなぶつを建立あらせられた。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
大堰川おおいがわをとりいれて、——その中心に祇園精舎ぎおんしょうじゃにならった毘盧遮那仏びるしゃなぶつの本堂をすえ、塔、楼閣、講堂、山門、七十七の寮舎、八十四けん外廊がいろう、鐘楼、輪蔵りんぞう池泉ちせん、橋、そのほか
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)