“びょうが”の漢字の書き方と例文
語句割合
病臥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃から、あなたは病臥びょうがしたらしい。そして、あなたが死んで、ハガキ一枚の通知になるまで、私はあなたが、肺病でねていることすら知らなかった。
二十七歳 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ただ、長く病臥びょうがし喀血などすると、自然、創作に割く時間が制限されるので、此の上にも貴重な時間をとる政治問題が少々うるさくなることがあるのだ。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
彼は兄の病臥びょうがしている山の事務所を引きげて、その時K市のステーションへいたばかりであったが、旅行先から急電によって、兄の見舞いに来たので
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)