“ひらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
匪乱33.3%
肥爛33.3%
飛乱33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうの武帝の大同の末年、欧陽紇おうようこつという武人が、南方に出征して長楽という処に至り、その地方の匪乱ひらんか何かを平定して、山間嶮岨さんかんけんその地へ入った。
美女を盗む鬼神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
鍋のなかには予めあつものたぎつてゐて、三蛇は互に毒を以て毒を制し、その甘膩かんじ、その肥爛ひらんまことにたとふべからずと言ふのである。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
これはまさしく鎌宝蔵院でいう「飛乱ひらん」の型であります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)