“ひゃくまなこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
百眼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次のお銚子をニッコリ圓太に命じながら、その笑顔をすぐまた百眼ひゃくまなこのよう、不機嫌千万なものに圓朝のほうへ戻して
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
頭巾を着ないものは百眼ひゃくまなこというものを掛けている。西洋でする Carneval は一月で、季節は違うが、人間は自然に同じような事を工夫し出すものである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
其の頃は今と違いまして花見の風俗は随分下卑げびたもので、鼻先のまるくなった百眼ひゃくまなこを掛け、一升樽をげて双肌もろはだ脱ぎの若いしゅも多く、長屋中総出の花見連、就中なかんずく裏店うらだな内儀かみさん達は
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)