“ひとりね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
独寝71.4%
一人臥14.3%
独寐7.1%
獨寢7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもわが独寝ひとりね臥床ふしど寂しく、愛らしき、小さき獣にうまきもの与えて、寝ながらそのくらうを待つに、一室ひとまの内より、「あおよ、」「すがわらよ。」など伯母上
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
兵部卿ひょうぶきょうの宮は、薫が今も一人臥ひとりねをするにすぎない宇治の夜とは想像もされないで
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
泊ることは珍らしくないので、その夜は別に心配もせず、重吉はいつものように、折々独寐ひとりねする晩をばかえって不断の疲労を休める時として、あくまで眠りをむさぼるのであった。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
花やかなりし獨寢ひとりね
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)