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ひとかせ
ふりがな文庫
“ひとかせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一稼
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一稼
(逆引き)
わたしは何もこの
家
(
うち
)
を目当に、うろついていたのではないのですが、ちょうどそこへ来合わせたのを幸い、
一稼
(
ひとかせ
)
ぎする気を起しました。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「いや、どうもこうもありゃしねえ、お蘭さん、お前はこいつを持って一足先に行きな、おいらあまた
一稼
(
ひとかせ
)
ぎだ」
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と、占領範囲の
悉
(
ことごと
)
くを、既成事実として認めさせ、
一稼
(
ひとかせ
)
ぎの後は、
恬
(
てん
)
として、澄まし込んでいる
迅
(
はや
)
さの如きは、
蟇
(
がま
)
が蚊を呑んで
嘯
(
うそぶ
)
いているような横着さである。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「遠慮なくお休みなさいよ、わっしゃ、いま言う通り、これからまた
一稼
(
ひとかせ
)
ぎだ」
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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