“ひざかな”の漢字の書き方と例文
語句割合
干魚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内地ならば庚申塚こうしんづかか石地蔵でもあるはずの所に、真黒になった一丈もありそうな標示杭ひょうじぐいが斜めになって立っていた。そこまで来ると干魚ひざかなをやくにおいがかすかに彼れの鼻をうったと思った。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
その頃村のはずれに小さな水車小屋を持っていましたが、毎日伊作の店に寄っては酒を飲んだり、干魚ひざかなたべたりして、少しも勘定を払わないので、それが土台になって二人はいつでも喧嘩をしました。
三人の百姓 (新字新仮名) / 秋田雨雀(著)