“ひかえめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
控目62.5%
謙譲37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一八九四年「牧神の午後」が国民音楽協会で演奏され、ドビュッシーは始めて成功の曙光しょこうを認めた。批評家達は当惑しながらもきわめて控目ひかえめめなければならなかったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
控目ひかえめに、しかし見る人によってはほとんど完全な姿で代表しているのだ。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
作者が謙譲ひかえめなのをいいことにして、引繰り返って眼を剥いたり、横を向いて舌を出したり、今度はまた罪もないとめ婆を絞め殺したり、実にどうも馬鹿にし切った態度をとるようになった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)