“ばつぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閥族85.7%
末俗14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先輩は怒鳴どなりだした。当時閥族ばつぞく政府へ肉薄して、政府をして窘窮きんきゅうの極におとしいれていた野党の中でも、その中堅とせられている某党の智嚢ちのうの死亡は、野党にとっての一大打撃であった。
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何をするにも——わがの結婚を考えるにさえ——すぐ閥族ばつぞくの勢力扶植ふしょくへ持って行ったり、政策の具にしたがるのが、不快でならなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
末俗ばつぞく 工を競ふ 繁縟はんじょくたい
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)