“ばだらひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬盥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(高綱は馬の口をとりて、子之介に渡す。子之介うけ取りて厩のうしろへ牽いてゆく。六郎は馬盥ばだらひなど片附ける。高綱の娘薄衣うすぎぬ、十六七歳。侍女小萬こしもとこまんを連れて、下のかたより出づ。)
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
祖父から子供のをり冬の炉辺のつれ/″\に聞かされた妖怪変化えうくわいへんげに富んだ数々の昔噺むかしばなしを、一寸法師の桶屋をけやつち馬盥ばだらひたゝいてゐると箍が切れね飛ばされて天に上り雷さまの太鼓叩きに雇はれ
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)