“ばえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬遠37.5%
馬延25.0%
馬援25.0%
馬袁12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その外馬遠ばえんの対幅が五百両、牧渓もっけいが一幀五百両なり。その他もこれに準ず。また茶器を買入るるものあり(銘は知らず)、茶盒ちゃごう千五百両、南蛮縄簾なわすだれ水指みずさし三百両、祥瑞しょうずい香盒こうごう二百両なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「敵か」と、徐晃、張遼などが、ふたたび苦戦を覚悟して物見させると、それはもと、袁紹えんしょうの部下で、後、曹操に降り、久しく北国の一地方に屈踞くっきょしていた馬延ばえん張顗ちょうぎのふたりだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もと、漢帝に仕えた伏波ふくは将軍馬援ばえんの子孫で、父の馬粛ばしゅくの代に、官を退いて、馬騰を生んだのである。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同時に若い旅行家であるヘンリー・ホートン氏が招かれて喇嘛に次いで尊い高僧の馬袁ばえん長老と、宮殿の中の秘密室で今ひそかに相談し合っているのである。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)