“はりきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玻璃宮33.3%
玻璃球33.3%
鍼灸33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反対にそうした蛮地に住んでいる土人は、近代文明の不思議な機械や、魔術のような大都会や、玻璃宮はりきゅうの窓に映る不夜城の美観を眺めて、この上もなく詩的なものに思うであろう。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
水はまんまんとして、そのダムにかれてたたえ、橋梁の連灯れんとうはまだ白く玻璃球はりきゅうのみ光って、丘陵の上、また水辺みなべに反照する鮮明なる洋風建築、このダムこそ東洋一の壮観だとせられる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
五十を越しても生娘きむすめのように肌を見せるのを嫌がったので、行く先々の鍼灸はりきゅう治療師が困らせられる事が多かった。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)