“はなもうせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
花毛氈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝台の帷と同じ三色の色彩がある赤地のダマ織りの長い窓掛けは、二階の窓に掛けられた。一階の窓には、花毛氈はなもうせんの窓掛けがつけられた。冬中、コゼットの小さな家は階下も階上も暖められていた。
階上には一めんに花毛氈はなもうせんを敷いて、室の中も門口も、垣根も便所も、皆燈籠をけてあった。三四十人の麗しい女が公主を扶けて入ってきてかわるがわるおじぎをした。麝香じゃこうの気が殿上から殿外に溢れた。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
葡萄染えびぞめ深帳ふかとばり花毛氈はなもうせんや、ぎんかご
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)