“はくぞうす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白蔵主60.0%
伯蔵主20.0%
白蔵王20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素裸で、お蕎麦一杯を恭しく捧げて、まじめくさって突立った形は絵になるじゃないか、白蔵主はくぞうすのお使といったような形だね。そんな人を食ったところもあったそうだ。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伯蔵主はくぞうすの狐や茂林寺もりんじの狸のむかし話なども思いあわされて、諸人も奇異の感にうたれながら、とにもかくにも一ヵ寺の住職の身のうえにこういう椿事が出来しゅったいしたのであるから
半七捕物帳:25 狐と僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何とぞ、貴女の、御身おんみからいたいて、人にはやされ、小児こどもたちに笑われませぬ、白蔵王はくぞうす法衣ころものこなし、古狐の尾の真実の化方をおん教えに預りたい……
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)