“はいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：ハイコウ

語句	割合
沛公	25.0%
廃興	25.0%
排行	25.0%
背光	25.0%

沛公

「そもそもこれは漢（かん）の沛公（はいこう）が函谷関（かんこくかん）を越ゆるときに二つに斬（き）った白蛇の子孫でござい」

ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) ／ 佐藤紅緑(著)

「よしきた……そもそもこれは漢の沛公（はいこう）が二つに斬（き）った白蛇の子孫でござい」

ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) ／ 佐藤紅緑(著)

廃興

富貴（ふうき）名誉（めいよ）、道徳より来たるものは、山林中の花の如く、おのずから是れ舒徐（じょじょ）繁衍（はんえん）、功業より来たるものは盆榼中（ぼんこうちゅう）の花の如く、便（たちま）ち遷徙（せんし）廃興（はいこう）あり。

自警録 (新字新仮名) ／ 新渡戸稲造(著)

排行

私の所天の排行（はいこう）が十に当るから、人が私を施十娘（しじゅうじょう）というのですよ、あなたは

断橋奇聞 (新字新仮名) ／ 田中貢太郎(著)

背光

修羅（しゅら）の中にも、真空に似た寂（じゃく）がある。それは、勇者の姿にのみある。仏陀の背光（はいこう）にも似たものといえよう。

新書太閤記：09 第九分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)