“のりかえうま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗換馬80.0%
乗更馬20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行脚あんぎゃ雲水うんすいよりひどいのもあるし、また、塚原卜伝の如きは、道中、常に六、七十人の供人を連れ、家来にこぶしに鷹をすえさせ、侍臣には、乗換馬のりかえうまを曳かせて、威風堂々と
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おら、店のお客に聞いたんだけど、むかし塚原卜伝つかはらぼくでんなんかは、道中する時にはお供に乗換馬のりかえうまを曳かせ、近習きんじゅうには鷹をこぶしにすえさせて、七、八十人も家来をつれて歩いたんだってね
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊勢守秀綱とか、土佐守卜伝とかは、たとえに在っても、土地の豪族なので、弟子郎党など四、五十人も召連れて、小姓のこぶしに鷹をすえさせ、乗更馬のりかえうまなど美々しくかせて遊歴した。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)