“のしめあさがみしも”の漢字の書き方と例文
語句割合
熨斗目麻裃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に、安芸は熨斗目麻裃のしめあさがみしもを着け、出陣の熨斗を取って祝ったあと、玄関の式台前でまた酒肴を出し、留守の者から供をする小姓、かちの者たちにまで盃を与えた。
国老就任の挨拶なので、酒井家では老臣の関主税ちからが接待に出、兵部と甲斐とは熨斗目麻裃のしめあさがみしもに着替えた。
古い金屏風きんびょうぶをまわし、毛氈もうせんを敷いて、燭台しょくだいを二基。登は熨斗目麻裃のしめあさがみしも、まさをは白無垢むくに同じ打掛、髪は文金の高島田で、濃化粧をした顔は、人が違ったかと思われるほどおとなびてみえた。