“のきぢょうちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軒提灯70.0%
軒提燈20.0%
軒堤燈10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本所亀沢町の掘割に面した百坪ばかりの空地に、毎晩「貝屋」という軒提灯のきぢょうちんをかかげた屋台店が出る。
夜の蝶 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その軒提燈のきぢょうちんと同じ赤い提燈をゆらめかして、鮎漁あゆとりの扁長ひらながい船がつづみを鳴らして瀬を上下してゐた。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
軒堤燈のきぢょうちんがすうっとならんで、つくり桜花ばなや風鈴、さっき出た花車だしはもう駒形こまがたあたりを押していよう。木履ぽっくりの音、物売りの声、たいした人出だ。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)