“のあらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野嵐50.0%
野暴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それさえ、大敵と思うところへ、加賀見忍剣かがみにんけん木隠龍太郎こがくれりゅうたろう山県蔦之助やまがたつたのすけの三人が、ここのあやしき物音を知って、いっせいにひづめをあわせて、三方から、野嵐のあらしのごとく馬を飛ばしてくるようす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真桑瓜は腹のいた時のしのぎになる腹にたまる物だが、うっかり取る処を人に見られゝば、野暴のあらしの刑で生埋いきうめにするか川に簀巻すまきにしてほうり込まれるか知れんから、一個ひとつぎって食う事も出来ぬが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)