“ねんげみしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拈華微笑85.7%
捻華微笑14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今こそこの赫々かっかくとしたほのおの下に、死にひんした法月弦之丞の姿を見るのだ——といううなずき合いの眼、拈華微笑ねんげみしょうだ。三位卿もただちょっとあごを下へ動かしたばかり
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
拈華微笑ねんげみしょう」の昔はもちろん、百数十行にわたる新聞記事さえ他人の気もちと応じない時にはとうてい合点がてんのできるものではない。「彼」の言葉を理解するものはいつも「第二の彼」であろう。
十本の針 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この向島名物の一つに数えられた大伽藍だいがらんが松雲和尚の刻んだ捻華微笑ねんげみしょうの本尊や鉄牛血書の経巻やその他の寺宝と共にことごとく灰となってしまったが