“ねりおしろい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煉白粉50.0%
練白粉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横に寝かせたまま、ず水でよく顔を洗って、下地にはクリーム、それから濃い煉白粉ねりおしろい、頬紅、口紅、粉白粉、まゆずみと、男のくせにお化粧は手にったものだ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私は三面鏡の抽斗ひきだしから、煉白粉ねりおしろいをとりだすとマリの鼻を厚化粧してしまった。
スポールティフな娼婦 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
小さな墨汁すみかん。頬紅と口紅を容れたコンパクト。化粧水。香油。クリーム。練白粉ねりおしろいの色々……等々々。いずれも、斯様かような部屋に似合しからぬ品物ばかりで……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あんまりイジラシサに門八爺が時々、なけなしの銭をハタいて、安物の練白粉ねりおしろい
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)