“ぬれぎぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濡衣97.8%
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分に着せられた濡衣ぬれぎぬ——いさゝか小便臭い濡衣を、手もなく乾かしてくれさうな氣がして、眞にイソイソと先に立つて案内して行きます。
「やかましいやいッ。てめえがおれたちに金入れを取られたといやあ、おれたちふたりは泥棒どろぼうだ。よくも人に濡衣ぬれぎぬせやがった」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもベルナルドオこれをぬれぎぬとすること能はざるが常なりき。舍内の靜けさ、僧尼の房の如くならんは、人々の願なるに、このベルナルドオあるがために、平和はいつも破られき。