“ぬきや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抜荷屋50.0%
荷抜屋25.0%
密輸入25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、ある夜、抜荷屋ぬきやの船から上陸あがって、四国屋の寮へしのんできた男がある。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふところの金よりはその腰のものを奪うのが目的である。当時、日本刀は荷抜屋ぬきやの一番もうかる品で、また一番買い占めにくい品でもあった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さ、ぬかせ、てめえはお十夜の兄貴へむかって、只一人で御用呼ばわりしたくらいだから、この荷抜屋ぬきや仲間をぎつけていたに違いねえ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「冗談いっちゃいけません、永年潮風に吹かれている密輸入ぬきやの三次、海の上のことなら迅風耳じんぷうじだ! じゃ、こんどはおめえさんの手相を一つ見てやろう」と、片あぐらをかかえこんだ三次は
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あー、おめえも少し密輸入ぬきやをやったことがあるな。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)