“にほんづつみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
日本堤100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仲之町夜桜のさかりとても彼は貧しげなる鱗葺こけらぶきの屋根をば高所こうしょより見下したるあいだに桜花のこずえを示すにとどまり、日本堤にほんづつみは雪にうもれし低き人家と行き悩む駕籠の往来おうらい
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
観音堂から堂へ向って右手の方は、馬道うまみち、それから田町たまち、田町を突き当ると日本堤にほんづつみ吉原土手よしわらどてとなる。
私の来た時分には長男は家を出て日本堤にほんづつみで洋服屋を営み、この生みの母と一緒に暮していた。