“にいなめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新嘗87.5%
新甞12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳰鳥(かいつぶり)は水にかずくので、葛飾かずしかのかずへの枕詞とした。葛飾は今の葛飾かつしか区一帯。「にえ」は神に新穀を供え祭ること、即ち新嘗にいなめの祭をいう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
これなどはことに新嘗にいなめの祭に近いのだが、これは他でも説き立てたことがあるからもうここでは詳しく述べない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
新甞にいなめとも云うべき早稲食饗わさけのふるまいや、茅輪潜ちのわくぐりと云って、氏子一同氏神の社に詣で、藁で作った輪を潜って、後をも見ずして走って帰るという奇態な神事もあったという。