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なみだもろ
ふりがな文庫
“なみだもろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
涙脆
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涙脆
(逆引き)
人一倍
涙脆
(
なみだもろ
)
くて、思ひやりのある平次が、ケロリとしてこんな事を言ふ心持が解らなかつたのです。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
(それに不思議はない筈だ。涙は亭主の生きてゐる
間
(
うち
)
に、みんな絞り出してしまつたのだから。)そんな
輩
(
てあひ
)
は
涙脆
(
なみだもろ
)
い女を見つけて、一瓶幾らといふ値段で涙を買取つて
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ある
在方
(
ざいかた
)
へくれる話を取り決めて、先方の
親爺
(
おやじ
)
がほくほく引き取りに来た時、
尫弱
(
ひよわ
)
そうな
乳呑
(
ちの
)
み
児
(
ご
)
を手放しかねて
涙脆
(
なみだもろ
)
い父親が泣いたということを、母親からかつて聞かされて
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
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