“なまもの”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ナマモノ
語句割合
生物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその詐欺インチキ盗人ぬすっとつけ景気のお蔭で、品物がドンドンさばけて行きますので、地道に行きよったら生物なまものは腐ってしまいます。世の中チウものは不思議なもんだす。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
先生が生物なまものを食べないということは有名な話ですが、これは若い時に腸を悪くされて、四、五年のあいだかゆばかりで過ごされたことが動機であって、その時の習慣と、節制
泉鏡花先生のこと (新字新仮名) / 小村雪岱(著)
その杯と、生物なまものの多い新鮮な料理の箸との、合間合間に、田代さんは、杉本へ言葉をかける。
傷痕の背景 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)