“なまかじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生噛50.0%
生齧33.3%
生嚼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ行くと、一九いつく三馬さんばは大したものでげす。あの手合ひの書くものには天然自然の人間が出てゐやす。決して小手先の器用や生噛なまかじりの学問で、でつちあげたものぢやげえせん。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この生齧なまかじりの哲学者メ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
儒学じゅがく最盛期さいせいき荻生徂徠おぎゅうそらいみだりに外来の思想を生嚼なまかじりして、それを自己という人間にまで還元することなく、思いあがった態度で吹聴ふいちょうしているのに比べると
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)