トップ
>
なかびく
ふりがな文庫
“なかびく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
中低
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中低
(逆引き)
額は
円
(
まる
)
く、
眉
(
まゆ
)
も薄く眼も細く、横から見ると随分しゃくれた
中低
(
なかびく
)
の顔であるが、
富士額
(
ふじびたい
)
の
生際
(
はえぎわ
)
が
鬘
(
かつら
)
をつけたように
鮮
(
あざや
)
かで、下唇の出た口元に言われぬ
愛嬌
(
あいきょう
)
があって、物言う時歯並の好い
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この二十五六の大年増、
中低
(
なかびく
)
の
盤台面
(
ばんだいづら
)
で、いささか肥り
肉
(
じし
)
で、非凡の不きりょうですが、座持がよく唄がうまいほかに、何んとなく一種不思議な魅力を感じさせる女です。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
中低
(
なかびく
)
で
盤臺面
(
ばんだいづら
)
の、非凡の愛嬌者で、高輪の往來——
遲發
(
おそだち
)
の旅人の、好奇の眼を見張る中から、八五郎をしよつ引いて、巴屋の店に飛び込むほどの勇氣と腕力を持つてゐたのです。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
なかびく(中低)の例文をもっと
(5作品)
見る
検索の候補
なかひく