“なかぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
讒口50.0%
中口50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
讒口なかぐちは決して利かない、と早瀬は自分も言ったが、またこの門生の口一ツで、見事、まとまる縁も破ることは出来たのだったに。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
馬鹿を云え、縁談のさきへ立って、讒口なかぐちなんぞ利こうものなら、おれの方が勘当だ、そんな先生でないのだから、と一言にしてねられた、柳橋の策不被用焉もちいられず
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其のうち四月十一日の丁度只今なれば午後二時少々廻った時分で、日長ひながの折から門弟衆は遊びに出て仕舞って、お中口なかぐちはひっそりと致して居ります。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)