“どんぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.9%
盃洗1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は直樣すぐさまどんぶりの蓋を取つておつゆ一滴餘さず掻込んで謝つたが、Z・K氏の機嫌は直りさうもなく、明日出直して來いと私を突き返した。
足相撲 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
まわりには食い荒した皿やどんぶりや小鉢物と、一升徳利が六七本も並んでおり、部屋の中は胸が悪くなるほど酒の匂いがこもっていた。
落葉の隣り (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「小手調べはこれで済んだ。お次は本芸の水術だ。……ここに大きな盃洗どんぶりがんある。盃洗の中へ水をぐ」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)