“どうみや”の漢字の書き方と例文
語句割合
堂宮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは個人に頼むことこそ億劫おっくうだが、しかるべき堂宮どうみやへ納めてしまえば文句はなかろう。堂宮といううちには、神仏それぞれ持ち分があるのだから、不動様を閻魔様えんまさまもとに頼むわけにはゆくまい。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
木賃宿きちんやど、其れ等に雨雪をしのぐのは、乞食仲間でも威張いばった手合で、其様な栄耀えいようが出来ぬやからは、村の堂宮どうみや、畑の中の肥料こやし小屋、止むなければ北をよけたがけの下、雑木林の落葉の中に
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
堂宮どうみやすたれたのをおこして歩いたというところが変っている。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)