“とよあしはら”の漢字の書き方と例文
語句割合
豊葦原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「豊旗雲」は、「豊雲野神とよくもぬのかみ」、「豊葦原とよあしはら」、「豊秋津州とよあきつしま」、「豊御酒とよみき」、「豊祝とよほぎ」などと同じく「豊」に特色があり、古代日本語の優秀を示している一つである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いまもなお悠然とこの日本の谷川に棲息せいそくし繁殖し、また静かにものを思いつつある様は、これぞまさしく神ながら、万古不易の豊葦原とよあしはら瑞穂国みずほのくに、かの高志こし八岐やまた遠呂智おろち
黄村先生言行録 (新字新仮名) / 太宰治(著)
世界第一の大軍艦豊葦原とよあしはら号の帆檣が満潮の際においてなほこの肖像の台石に及ばざる事数尺なりといふ。この時における港湾は最早単一なる船舶碇繋場ていけいじょうにあらずしてむしろ海上の市街なり。
四百年後の東京 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)