“とさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屠殺95.2%
蠧冊4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろしい屠殺とさつの行われたその瞬間の後、何ともいえないしんとした影が野をおおった。おもてを向けるに堪えないように、太陽にも雲がかかっていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屠殺とさつしてから二、三日目にはモー使ってもようございます。長崎辺で使うような小豚は二日目から三日位が食べ頃ですし去勢した豚は二日目が食べ頃です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
今志保の生後百十余年にして、これを蠧冊とさつの中に求めむは、その難かるべきこともとよりである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)