“とけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
吐血100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この様子では飲料のみもの吐血とけつをしそうにも思われないから、一息にあおりました。実はげっそりと腹も空いて。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鼻や口にも吐血とけつしたかたまりが残っているし、五体は紫斑しはん点々で、劇毒の砒霜ひそうを一服られたナ……と、すぐ見当がつきましたから、こっちも途端に、腹を抑えて、ウウムと苦しんで見せたんですよ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
樹脂色の蝗の吐血とけつが掌についていました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)