“とうづくえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐机100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家主いえぬし植長うえちょうがどこからか買い集めて来てくれた家具の一つの唐机とうづくえに向って、その書いて見るということに著手ちゃくしゅしようとして見たが、頭次第だと云う頭が、どうも空虚で、何を書いていか分らない。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
唐机とうづくえの上に孔雀くじゃくの羽を押立る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
廊下伝いに中庭を越して、奥へ来て見ると、父は唐机とうづくえの前へ坐って、唐本を見ていた。父は詩が好きで、ひまがあると折々支那人の詩集を読んでいる。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)