“でくにんぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土偶人形50.0%
木偶人形50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輿論よろんは往々、土偶人形でくにんぎょうをも偉大なものにかつぎ上げてしまいます。道庵先生もここで暫く輿論の勝利者となりました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うふッ」叩きつけられたように伏していた喬之助が、噴飯ふきだしたのだ。「あははははは、御苦労な! 土偶人形でくにんぎょうの勢揃い……カッ! これでもくらえッ!」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そうはいきませんわ。わたしだってこんないんちきな稼業をしていますけれども、木偶人形でくにんぎょうじゃあありませんからね。見栄みえも外聞もありますわ」
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「あははは。怒ったのか。——お供物くもつ泥棒の木偶人形でくにんぎょうが」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)