“できぼし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出来星85.7%
出來星14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本田のぼると言ッて、文三より二年ぜんに某省の等外を拝命した以来このかた吹小歇ふきおやみのない仕合しあわせの風にグットのした出来星できぼし判任、当時は六等属の独身ひとりみではまず楽な身の上。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
山の通人が、いよいよそっくり返ったのは、相変らず出来星できぼしの博士が、小学校の生徒を相手にするような態度でありました。そうすると一座の中から、突然に
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
出來星できぼしの金持ですよ。米相場でまうけたとか言つて、大變な景氣で、その妹のお辰はまた、小格子から引つこ拔いて來て、裝束しやうぞくを直したやうな恐ろしい女ですせ」