“てんめつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
点滅60.0%
殄滅40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がらがらと壁が崩れる音、電灯は、今にも消えそうに点滅てんめつした。避難の市民たちは一どきに立ち上って、喚いた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
春江と電気看板の点滅てんめつを合図に逢瀬おうせを楽しんでいたことが忘れられず、今は鈴江と仲のよくなった今日も、毎晩のように十三丁も遠方えんぽうから、あの桃色のネオン・サインをうっとり見詰みつめていたそうで
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
伊勢の長嶋門派の殄滅てんめつをうけたことなど——満身創痍そうい傷手いたでだったといっていい。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やかたは天主閣となり、礼拝堂は防舎となった。そこで人々は互いに殄滅てんめつし合った。