点滅てんめつ)” の例文
「ええ。それは、そうなりそうですけれど、しかしあたしは、あの水銀灯が、別に点滅てんめつしているように感じませんでしたわ」
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たとえば、死んだ春ちゃんとあんたが、密会の打合わせをあの電気看板の点滅てんめつでやっていたこともよく知ってるわ。さア今更いまさら驚くに当りやしない。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
がらがらと壁が崩れる音、電灯は、今にも消えそうに点滅てんめつした。避難の市民たちは一どきに立ち上って、喚いた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
春江と電気看板の点滅てんめつを合図に逢瀬おうせを楽しんでいたことが忘れられず、今は鈴江と仲のよくなった今日も、毎晩のように十三丁も遠方えんぽうから、あの桃色のネオン・サインをうっとり見詰みつめていたそうで
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)