“てんとり”の漢字の書き方と例文
語句割合
点取100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俳諧はいかいは大阪にいた頃点取てんとりということを人から勧められたけれど、宗匠の人物に不服だったのと、無学の人にもかなわなかったりするのでめたのだそうです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
『へい、店の暇に、冠附かんむりづけ点取てんとりの取次ぎなどやっておりますので、何やら下手の真似事を』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一、運座うんざ点取てんとりなど人と競争するも善し。秀逸の賞品を得るが如きは卑野にして君子の為すべき所に非ず。俳句の下巻または巻を取るは苦しからず。時宜じぎりて俳書を賞品と為すも善かるべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)