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てっぽうざる
ふりがな文庫
“てっぽうざる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鉄砲笊
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄砲笊
(逆引き)
路地の外に頑張って、しばらく様子を見ていると、
鉄砲笊
(
てっぽうざる
)
を担いだ
屑屋
(
くずや
)
が一人、何にも言わずにノソノソと入って行きます。多分、この路地の中に住む
店子
(
たなこ
)
の一人でしょう。
銭形平次捕物控:058 身投げする女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
入
(
い
)
れると、まだ
天狗
(
てんぐ
)
のいきの、ほとぼりが消えなかつたと見えて、
鉄砲笊
(
てっぽうざる
)
へ、腰からすつぽりと
納
(
おさま
)
つたのである。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いつぞや、墨屋敷の窓の下で、お綱と約束したことがあるので、彼は、例の
鉄砲笊
(
てっぽうざる
)
を肩にかけて、その日妻恋坂のお綱の家を、ソッと
覗
(
のぞ
)
いてきたのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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