“てっとりばや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手取早91.7%
手取疾8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これでは……その時の私と、由紀とのうけこたえに、女のものいいが交りましては、お申憎うございますから、わけだけを、手取早てっとりばやく。……
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、ここにはこの中の一、二節を引いて記述する間緩まだるこい真似まねをするよりは手取早てっとりばやく渠らの生活の十分現れてる松岡緑芽まつおかりょくがの挿画を示すが早手廻はやてまわしである。
さる無駄口に暇潰ひまつぶさんより手取疾てっとりばやく清元と常磐津とを語り較べて聞かすがし。其人聾にあらざるよりは、手を拍ってナルといわんは必定。
小説総論 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)