“てぐすね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手具脛85.0%
手薬煉10.0%
手薬錬5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはいうものの……白状するが吾輩は、そのアトから直ぐに有志連中が調停に来るものと思って、実は手具脛てぐすねを引いて待っていたもんだ。……来やがったらドウセ破れカブレの刷毛序はけついでだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このあいだに出刃打ちの弁護士は非常な苦心で、十分弁護の方法を考えておいて、いざ公判という日には、一番腕をふるって、ぜひとも出刃打ちを助けようと、手薬煉てぐすねを引いているそうだから
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後備あとぞなえの三隊は手薬錬てぐすねひいて粛として、政宗来れかし、眼に物見せて呉れんと意気込む。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)