トップ
>
手薬煉
>
てぐすね
ふりがな文庫
“
手薬煉
(
てぐすね
)” の例文
偏
(
ひとへ
)
にこの君を奉じて
孤忠
(
こちゆう
)
を全うし、美と富との勝負を唯一戦に決して、紳士の憎き
面
(
つら
)
の皮を
引剥
(
ひきむ
)
かん、と
手薬煉
(
てぐすね
)
引いて待ちかけたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この
間
(
あいだ
)
に出刃打ちの弁護士は非常な苦心で、十分弁護の方法を考えておいて、いざ公判という日には、一番腕を
揮
(
ふる
)
って、ぜひとも出刃打ちを助けようと、
手薬煉
(
てぐすね
)
を引いているそうだから
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二人は劣らじと
諍
(
あらが
)
ひし末、
直
(
ただち
)
に一番の勝負をいざいざと
手薬煉
(
てぐすね
)
引きかくるを、遊佐は引分けて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
煉
漢検準1級
部首:⽕
13画
“手薬”で始まる語句
手薬錬