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ておいじし
ふりがな文庫
“ておいじし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
手負猪
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手負猪
(逆引き)
芹沢といえども
剽悍無比
(
ひょうかんむひ
)
なる新撰組の
頭
(
かしら
)
とまで立てられた男である、まして
手負猪
(
ておいじし
)
の荒れ方である。敵は誰ともわからぬが、相手はそんなに多数ではない。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
十人が二十人になり、三十人になり、最後には、飛道具や、さす又や、本職の捕物道具まで
持出
(
もちだ
)
して、一人の余吾之介を、
手負猪
(
ておいじし
)
でも扱うように取詰めたのです。
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
奥では又もやお葉の笑い声が聞えた。が、恋しい人の
媚
(
なまめ
)
かしい声も、熱したる彼の耳には
既
(
も
)
う入らなかった。復讐の一念に前後を
顧
(
かえり
)
みぬ重太郎は雪を蹴立てて
手負猪
(
ておいじし
)
のように駈け出した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ておいじし(手負猪)の例文をもっと
(3作品)
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