“ていじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梯陣33.3%
替人33.3%
鄭人33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもいは同じ十六人である。神風偵察隊は、梯陣ていじんをくんで、まっしぐらに荒鷲爆撃機に向って行った。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
金剛石砲台の向うから、陸軍の飛行機が梯陣ていじんをつくってあらわれた。お別れの飛行である。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
医は替人ていじんなきが故に、必ず隠忍して其任を全うしなくてはならないと云ふのである。兄を諷して此ことすを見ても、柏軒の機智のあることが知られる。雪堂の誰なるかは未だ考へない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
請謁せいえつの形式は、父蘭軒に足疾があつて替人ていじんをして榛軒を伴ひ往かしめたために、幾分の煩しさを加へたのではあるが、たとひ替人の事を除外して見るとしても、実に鄭重を極めたものである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
葛伯かつはくしょうきゅうすと言い、鄭人ていじんが温の麦を刈るといい、イスラエル人が牧場を争うといい、高地のスコットランド人が低地のスコットランド人の牛羊穀物を奪うというの類のごとき
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)