“ていうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
底蘊50.0%
低雲25.0%
蹄雲25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その底蘊ていうんは天禀にあるべき詩歌小説を、杓子定規の理窟詰にて作り出さむこと覺束なし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
が、そこまでのつきつめた憂いも、帰結を心に観てしまうと、低雲ていうん、あとは迷うことなく暢々のびのびとしているのも彼にきわだっている性情の一面だった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蹄雲ていうん一陣、金鼓、喊声かんせいをつつんで、たちまち敵の八陣の一部生門へ喚きかかった。いうまでもなく趙雲子龍を先頭とする五百騎であった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)