“つまさぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
爪探100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで又、しばらくの間フウラリフウラリと躊躇ちゅうちょしていたが、今度はななめに横たおしになって、切っ立った壁をすこしずつ、爪探つまさぐりをしながら登って行った。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
われ心に打ちうなづき、薄湿じめりせる石階のほの暗きを爪探つまさぐりて、やゝ五六段ほどくだり行きしと思ふ処に扉とおぼしき板戸あり。その中央に方五寸ほどの玻璃はり板を黒き布にて蔽ひたるがめ込み在り。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)